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本の紹介

 
  

エンジェルフライト

 国際霊柩送還士 佐々涼子 著 1,575円(税込)

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先日、トルコのカッパドキアで日本人女子大学生が殺害されるという報道を耳にした時、すぐに彼らのことを思った。彼らとは国際霊柩送還士のことで、日本で亡くなった外国人や外国で亡くなった日本人の遺体や遺骨を故国へ送り届けるのが仕事である。日本で唯一これらを手掛ける会社に密着取材したノンフィクション。




軍神の血脈 ―楠木正成秘伝-

 高田崇史 著 講談社ノベルズ 1,470円(税込)
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時は南北朝時代。南朝に殉じ命を落とした勇将・楠木正成。時は移り太平洋戦争末期彼は軍神として崇められていた。特攻隊の生き残りで歴史研究者の修吉は、何者かに毒針を刺され重体に。孫娘の瑠璃は同級生で作家の京一郎とともに、祖父の命を助けるため、正成の秘密を追い東京の街を走り回る。



ミリオンセラーガール
   里見 蘭 著 中央公論新社 1,575円(税込)

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恋人にフラれ、アパレル会社をクビになった主人公・沙智。心機一転、彼女は、ファッション誌の編集者を志して出版社に就職。しかし、販売促進部に配属され、普段からろくに本を読まない彼女は書店にも相手にされないが、足繁く書店に通ううち彼らから出版業界のアレコレを教えてもらう間柄になる。そして無名作家の新作をミリオンセラーにする!ことになるのだが・・・



ペーパータウン 
ジョン・グリーン作 金原瑞人訳 1,995円(税込)

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高校卒業間近のクエンティンは、家が隣同士で幼馴染みのマーゴから誘われ、彼女の元カレへの仕返しなど数々のミッションを夜通し町中を走り回って完遂する。

夜が明けてきた頃二人はそれぞれの家に帰るが、それっきりマーゴは誰にも、もちろんクエンティンにも何も告げず姿を消してしまう。彼女の家出は今回で5回目。しかし今回はクエンティンにメッセージを残していた。彼はそのメッセージを親友二人と読み解き、マーゴを探し出そうする。以前彼女が口にしたペーパータウンという言葉が、開発が途中で行き詰まり放置された街のことを指すことが分かり、それらしい廃屋にたどり着く。そこにも手掛かりらしきものが…。


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中島書店月間ベストセラー 2013年8月19日~9月20日

一位
二位三位四位五位六位七位 八位九位 
十位 
 







 

原田マハさん講演会のお知らせ


原田さん 



長野県書店商業組合  

詳細は↑をご覧ください


お申し込みは下記へお願いいたします。

    中島書店

    塩尻市広丘高出1494-6

    電話番号 0263-54-3968

    FAX    0263-54-3947

松本山雅あるある

松本山雅あるある 

※原稿が読み辛い方は、つづきをご覧ください。

本の紹介

「桜ほうさら」

宮部みゆき  PHP 1700+

 

桜ほうさら 

 武士の笙之助は、父が被った冤罪を晴らすため、江戸で長屋暮らしをしています。当てのないまま過ごす日々で起こる、大小さまざまな出来事。それら四つの短編が少しずつ繋がって、物語の結末へと向かいます。

 正統派時代小説で、ミステリー小説で、主人公の成長物語。遣り切れなさを補って余りある爽快感残る一冊です。


「昨夜(ゆうべ)のカレー、明日のパン」  

木皿 泉  河出書房新社 1400+

 

昨夜のカレー明日のパン中島書店  

 いま人気の脚本家が、初めて小説を手がけた。

主人公のテツコは27歳。亡き夫の父と、それぞれの自立した生活を尊重しつつひとつ屋根の下で暮らしています。大切な人を亡くした喪失感を心のすみに抱えながらも、日々の営みの中から何気ない日常の会話が生まれ、人との輪は広がり、そして前に進んでいく内なる力がゆっくりと静かに充ちてゆく。

ストーリーに繊細さを生み出すセリフや情景は、著者の得意とするフィールドだけに、自然と読み手の心の深くにしみていく魅力を持っています。

フランクル『夜と霧』への旅  

河野理子著  平凡社 2000円
+



フランクル『夜と霧』への旅中島書店  

本書は多く現地取材を通してV・E・フランクル『夜と霧』の魅力の本質に迫る力作です。

当時、強制収容所でどんなことが行われていたのか、フランクルの家族は何を語るのか、今を生きる人々に『夜と霧』が、そしてフランクル自身が与えた生きる希望とは・・・。

時を超えて多くの読者を引きつける『夜と霧』をさらに深く理解するために、併せて読みたい一冊です。


自分を愛する力   

 
乙武洋匡著  講談社現代新書 760円+税


自分を愛する力中島書店

『五体不満足』は500万部超のベストセラーを記録しました。

現在は教育界の多方面で活躍中の著者が、障害を不幸に直結させない彼の心の在り方を語ります。

キーワードは「自己肯定感」。近頃よく効く言葉です。

巻末には「自分を愛せない人への処方箋」とした、精神科医との対談を掲載。

気持ちを前向きにする本です。 
  

「何者」  

浅井リョウ著 新潮社

何者中島書店  
直木賞受賞の本作は、就活真っ只中の大学生らの日々が、リアリティたっぷりに描かれています。

「何者であるか」という問いへの確たる答えを自身に与えたい、与えなければ負けだと焦燥感に襲われながら社会の入り口に立つ彼らは、本音と建前の波にはかなげに漂い続けます。

『とっくに社会人』の大人たちには、程よい距離感で自分を見つめ直せる一冊です。

「狼の群れと暮らした男


ショーン・エリス+ペニー・ジューノ著 小牟田康彦訳 築地書館


狼の群れと暮らした男中島書店  

 ロッキー山脈に生きる野生狼の群れに、現代人として初めて受け入られた男の共棲記。野生狼の生態を明らかにし、狼はなぜ人間を受け入れたのか?狼の一員になるとはどういうことなのか?明快に記されています。活躍を続ける彼も私生活では二度の結婚と破局の苦悩の中で、その何故に気づきます。狼男に惚れぬき、狼とかかわる中で身も心も崩れる女性。野生動物と人間をめぐる読み物として、とても興味深い一冊です。


「ガソリン生活」  

         伊坂幸太郎著 朝日新聞社 1600円+ 



ガソリン生活中島書店  

本書はなんと語り手が車、緑のデミオ。デミオを運転する良夫の家族が謎めく事故を解明していきます。全編に車たちのおしゃべりが出てきますが、運転したことのある方は、「ある、ある」と共感でき、車に詳しい方は、にんまり!?してしまう車たちも登場します。ミステリーあり&家族の絆あり、そして車への見方が変わるかも・・・!?

「父、水上勉」  

窪島誠一郎著 白水社 2800円+税 




父水上勉中島書店 

昭和52年夏、戦後生き別れとなった著者とその父・水上勉が奇跡の再会を果たします。本書は水上勉のエッセイや小説と著者の人生を織り交ぜながら再会までの道のりと再会後の父への一途な「敬愛」が描かれます。しかし、育て親の窪島家・自死を遂げる実母へは複雑な感情をのぞかせています。不条理に屈せず生き抜いた著者の赤裸々は評伝です。



本の紹介

大地のゲーム
  
       綿矢りさ著 新潮社 1300円+


中島書店7 
 

 東日本一帯が大きく揺れたあの日から半世紀。

この国は再びの、そして前回をさらに上回る大きな揺れに襲われた。死者7万人。

 都内のこのマンモス大学では、行き場を失った多くの学生が学内にとどまり、すでに一年近くも寝食を共にしている。

 すべての原発が停止し、夜は暗闇に沈む世界。

一年以内に必ずまた巨大地震がくるという政府の警告のもと、半ば軟禁状態にある学生たち。その小さな世界の中で、学生たちの力関係に徐々に歪みが浮かび上がる。

 圧倒的な大地のエネルギーの上でしか生きられないちっぽけな人間にとっての生きる支えは、いったいどこに見出せるのだろう。

秋の京都のコーナー

秋の紅葉はやっぱり京都ですね!
書店の店頭では多くの雑誌が錦秋の京都を大特集しています。
お好みの一冊を携えて京都の秋を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 
Discover Japan 10月号 創刊5周年記念特集号
    この秋、あなたの行きたい京都

中島書店6 

 
サライ 10月号
    大特集 訪れるたびに新しい発見がある千年の都
         京都 その奥へ

中島書店5 
 
Hanako  9・26号
    今、ひとたびの京都遊び

中島書店4 
 
家庭画報 10月号
    京都 美味の醍醐味

中島書店3 
 
Kotoba 第13号 創刊3数年記念号
    読書人のための京都

中島書店2 
 
JTBのムック 2013秋限定の京都 
    今年の紅葉はココで見る!京都もみじ遺産 

中島書店1  

 
 
まっぷるマガジン 京都すてきな秋
    うっとり真っ赤に染まる古都の夢景色 

中島書店 
 
中島書店では今年も京都コーナーを楽しく賑やかにオープンいたします。

本の紹介

「爪と目」  

           藤野可織著 
 新潮社  


爪と目   

 

まず、読み始めて思うのは、「この小説は、“誰”が語っている物語なのだろう」ということだ。読み進めるうち、語り手はこの時三歳の幼女だったと分かるのだが、だからと言ってこの小説が、一人称で語られた話なのだとは感じにくい。

 ネット上で見る感想には、「二人称で書かれた珍しい小説」というものが多かったが、個人的にこれは「一人称の顔を借りた、極端に突き放した三人称で書かれた小説」なのではないかと思う。現在のスタイルになってからの、大島弓子の漫画のような、と言えば分かる方もいるだろうか。

 語り手は、自分の感情について、一言も言及しない。その代わり、起こった出来事や五感で感じたことについては、しつこいくらいに、細かすぎるくらいに描写されている。

 父親は、実母の死を経験した娘について、「今はちょっと混乱しているけど。まあでも、ほら、ね、もうしばらくは」と、再婚相手である「あなた」に説明する。確かに、心であれ体であれ、傷付いても時間が経過すれば癒えていく。ただしそれは適切なケアがなされればの話である。この場合、それは家族の会話になるはずだった。語り手が自分の口から傷を語り、家族はそれを聞かなくてはならなかった。けれどもそれはなされない。

 実母の死によって語り手は強いストレスを負った。それは「爪を噛む」という行為で表現された。けれどそれに対して、父親も継母である「あなた」も放置するだけだった。だからストレスが癒えることのない語り手は、物語の最後まで爪を噛むことをやめない。

 「あなた」には、語り手と話をする時間があった。そしてその中には、語り手のストレスを癒やすことのできるキーワードがいくつかあった。例えば、語り手がピンクのカーテンを選んだ時。そのカーテンを「あなた」が変えようとしたら、語り手が無表情のまま泣いていた時。語り手が絵本を見つめ、「これ、ひなちゃんの好きなやつ」とつぶやいた時。「あなた」はその時、語り手と話をしなくてはいけなかった。けれど「あなた」はその機会をことごとく無視してしまった。

 それどころか、語り手が強いストレスを感じたことを、泣きながら、うなりながらつかみかかるという、はっきりした行動で示した時、「あなた」は言うのだ。「目をつぶって、見えなければ、ないのと同じだ」と。そして、語り手のストレスの象徴である、ギザギザになった爪を、やすりをかけマニキュアを塗って、ぴかぴかの傷ひとつない状態にしてしまう。癒やすことは何もしないまま、なかったことにしてしまう。

だから語り手は、「あなた」の何も見ようとしない目に、直接、自分の「痛み」である爪から剝がしたマニキュアを載せたのだ。こうすれば「あなた」にも見えるか、と。私の痛みが分かるか、と。

私はこの小説は、壊れてしまった家族の物語であり。その中で、壊れなければ生きていけなかった少女の復讐の回顧録だと思う。実母が生きていた時から、父親はその役割を果たしていなかった。実母が死んでしまった後にあてがわれた「あなた」は、来た時からすでに壊れていた。思考を放棄し、自分の快楽以外には無関心という形で。だから、その穴を補うどころか語り手である少女を決定的に壊してしまった。「あなた」と語り手の違いは、自分が壊れていること、いつ、どんな経過を経て壊れたかを知っているか、いないかだろう。少女は生き延びるために、意識して自分の感情を放棄した。自分も含めた全てを、はるか高みから俯瞰して見ることしかできない。実母の死についても「心に傷を負ったようだった」と、他人事のようにしか語れない。その代わり、感情が湧きおこるはずの背景については、細かく覚えている。

しつこいほど、細かすぎるほど、本来知っているはずのない出来事についてまで描写された背景から、一人ひとりの読み手が何を浮かび上がらせるかを、この小説は問うているように思う。「あなた」のように思考を手放しても、起承転結のはっきりした、分かりやすい感情表現の物語ならば、簡単に消費することができる。けれどこの物語は、各人が何度も何度も脳で咀嚼をしなければ、消化できないようにできている。

話の途中で、成長した語り手が年老いた「あなた」に、あのとっておきの言葉、「見えなければないのと一緒」を聞かせてあげた、というくだりが唐突に出てくる。そこではそれしか語られていない。どんな状況で、何について、語り手は「あなた」にそのセリフを言ったんだろう。どんなふうにして、復讐したんだろう。想像は尽きない。

 





「ポンチョに夜明けの風はらませて」 

              早見和真  祥伝社


                         

 
ポンチョに 

 

そられまでパッとしない日々に流されてきた高校生たちの卒業までのカウントダウンが、スリリングに、そしてハートフルに描かれた、爽快感たっぷりの青春小説です。

「仲間」と「夢」。そのキーワードにひらめきを感じた途端に、男子高校生ってそこまでやっちゃうんですか?!

でも、あとさき考えずに今この時を満喫できるのが、青春の特権。彼らはその真っ只中にいるのです♪

オトナ的分別を捨てて、彼らのドタバタに一緒に巻き込まれて読むのが楽しい本です。


 
プロフィール

中島康吉

Author:中島康吉
中島書店 高原通り店

・営業時間 
 月曜日から土曜日9:00~23:00
 日曜日        9:00~22:00

・休 日    元旦

・電 話 0263-54-3968
・FAX 0263-54-3967

・住 所 〒399-0703
    塩尻市広丘高出1494-6

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